僕とティラ先生の対決みたいね~
どっちの方が価値あるか先答え教えて~
今回は読みながら一緒に考えよう!
みんなもアロくんと一緒に考えよう!
仮想通貨の2台巨頭
仮想通貨の世界において、ビットコインとイーサリアムは最も知られている2大通貨です。
一見似ているように思えますが、二つの通貨は多くの点で異なります。
この記事では、ビットコインとイーサリアムの基本的な違いについて掘り下げていきます。
時価総額の比較
ビットコインとイーサリアムの時価総額を比較します。
時価総額=1コインの価格×流通しているコインの総数
この式で求められる時価総額はコインの価値を表します。
2023年12月現在の仮想通貨全体の時価総額は225兆円です。
(参考までにAmazonの現在の時価総額が222兆円です)
仮想通貨時価総額ランキングのトップ2はもちろんビットコインとイーサリアムです。
青い丸で囲んでいるところが時価総額です。
ビットコインの時価総額は119兆円(テスラの時価総額が111兆円)
イーサリアムの時価総額は39兆円(トヨタの時価総額が38兆円)
ビットコインとイーサリアムの時価総額を合わせて約150兆円です。
仮想通貨全体が225兆円なので、全体の66%を占めています。
3本勝負
目的と機能
ビットコイン
ビットコインは、2009年に作成された最初の仮想通貨で、主にデジタル「通貨」として機能します。
その主な目的は、オンラインでの支払い手段として、中央機関や銀行を介さずに直接取引を可能にすることです。
イーサリアム
2015年に開発されたイーサリアムは、単に通貨として機能するだけでなく、スマートコントラクトと呼ばれるプログラムを実行するための「プラットフォーム」も提供します。
その目的は、中央管理者が不在のブロックチェーン上に存在する、分散型アプリケーション(DApps)の開発です。
コンセンサスアルゴリズム
コンセンサスとアルゴリズムに分けて考えましょう。
コンセンサスは合意形成です。
みんなの意見をまとめて物事を決めることですね。
アルゴリズムは問題を解決する数学的な方法のことです。
コンピュータの文脈で使われる言葉です。
2つの意味を合わせるとコンセンサスアルゴリズムとは、合意形成の方法です。
ブロックチェーンの文脈で言うと、ブロックチェーンネットワークの取引が適正かどうかを参加者みんなで確認し、トランザクションを承認する仕組みのことをいいます。
以下では、ビットコインとイーサリアムのコンセンサスアルゴリズムを見ていきます。
ビットコイン: プルーフオブワーク(PoW)
ビットコインは「Proof of Work (PoW)」コンセンサスアルゴリズムを使用しています。
PoWは、マイナーが複雑なハッシュ計算問題を解くことによって新しいブロックをブロックチェーンに追加し、その報酬としてビットコインを受け取るプロセスです。
メリット:チャンスが分散化されていることです。
デメリット:大量の電力消費による環境問題への影響です。
イーサリアム: プルーフオブステーク(PoS)
イーサリアムは当初、ビットコインと同じPoWアルゴリズムを使用していましたが、イーサリアム2.0と呼ばれるアップグレードを通じて、「Proof of Stake (PoS)」に移行しました。
PoSは、ブロックチェーン上にイーサリアムを長期的に保有している人がブロックの承認者となり、報酬をもらえるシステムです。
メリットは、エネルギー消費が大幅に削減されることです。
デメリットは、一部の資産家に富と権力が集中することです。
PoWとPoSまだ分からないよ~
何か例えとかないですか?
クラスのリーダーを決める時の合意形成を考えよう
学生のときに多数決や推薦でよく決めてたよね
コンセンサスアルゴリズムを例えると
Proof of Work (PoW) – 勉強熱心な生徒を採用するシステム
説明:
リーダー選抜試験で最も高いテスト成績を取った生徒が選ばれるシステム。
特徴:
選ばれるためには遊ぶ時間、寝る時間、食べる時間も削って勉強し、塾にも通うなど、テストの点数を取るために大きな努力をします。
メリット:
みんなにチャンスがあり、分散化していること。
デメリット:
健康に悪影響を及ぼす可能性があること。
Proof of Stake (PoS) – 資産豊かな生徒を採用するシステム
説明:
リーダー選抜で、最も多くの資金を持っている生徒が選ばれるシステム。
特徴:
豊かな資産を持ち、クラスの運営に財政的に長期間貢献できる生徒が優遇されます。
メリット:
健康を害することがないこと。
デメリット:
権力が資産を持つ一部の生徒に偏る可能性があること。
めっちゃ理解できました!
どっちもメリットとデメリットが真逆で優劣付けられないですね
価値と使い道
ビットコイン
ビットコインは「デジタルゴールド」と見なされ、価値の保存手段として広く認知されています。
そのシンプルな使い方と広範な受け入れにより、投資の対象として人気があります。
イーサリアム
イーサリアムはその多機能性により、さまざまな分野での用途が期待されています。
特に、DeFi(分散型金融)、NFT(ノンファンジブルトークン)、企業のブロックチェーンソリューションなど、新しいアプリケーションの開発に利用されています。
結果:お金とインターネット
期待はずれな結果かもしれないが、どちらが価値が高いか答えは結局出ません。
理由は、両社は全く別物だからです。
お金とインターネットどちらが大事か?という問いに等しいです。
ビットコインとイーサリアムは、暗号通貨の世界においてそれぞれ独自の重要な役割を果たしています。
ビットコインは安定した価値の保存手段(お金の役割)として、
イーサリアムは革新的な技術のプラットフォーム(インターネットの役割)として、
それぞれ異なるニーズに応えています。
この二つの通貨の違いを理解することは、暗号通貨とブロックチェーン技術の広がりと進化を理解する上で重要です。
両コインの特徴、思想を知ったときにどちらに賛同するか、ワクワクするか、という観点で選択したらいいですよ。
もちろんどちらか選ぶ必要はないんですけどね。
お金とインターネットか~
僕とティラ先生が生きている時代が違ったから比較対象じゃないのと一緒だね!
違うか(笑)
うん、違うね(笑)
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