イーサリアム!ビットコインの次に有名な仮想通貨ですね!
ビットコインと同じようなものでしょ?
イーサリアムとビットコインは全然違うよ!
結論を先に行っておくね!
〈結論〉
イーサリアムとは、スマートコントラクト機能を実装したDAppsのプラットフォームです。イーサリアムプラットフォームで使われる通貨はEther(イーサー)です。
DApps??スマートコントラクト??
この結論がまだ理解できない人は一緒に最後まで見ていこう!
ブロックチェーンのイメージを膨らませたほうがこの先は理解しやすいですよ。
この先は宇宙が広がっていますから焦らず復習してくださいね。
イーサリアム入門:光の媒質エーテル
エーテル??なにそれ?美味しいの?
エーテルはEtherと書き、イーサとも読む。
アインシュタインが特殊相対性理論を完成させる前まで、光を通す媒質として宇宙に存在するとされていた仮想物質の名前だよ。
イーサリアムの通貨単位「イーサ」(Ether)の名前は、「エーテル」という概念に由来しています。
エーテルは、19世紀に科学者たちが提唱した、宇宙を満たす仮想的な物質の名前です。
このエーテルは、光や電磁波が伝播するための媒体として考えられていました。
イーサリアムの開発者たちは、このエーテルという概念を取り入れ、デジタル世界での通貨単位として「イーサ」と名付けました。
この名前は、イーサリアムのネットワークを介して行われるトランザクションやスマートコントラクトの実行を支える基本的な「媒体」や「燃料」としての役割を象徴しています。
イーサリアムのネットワークでは、イーサがトランザクション手数料やスマートコントラクトの実行に必要な「ガス」として使用されます。
イーサリアムブロックチェーンが宇宙、ブロックチェーン上で行われるトランザクションが電磁波や光、そのトランザクションを実行させるための媒介となるのが仮想通貨としてのイーサリアムなんだね!
比較してみると、確かにビットコインと思想が全然違って面白い!
イーサリアムの歴史:ヴィタリック・ブテリン
イーサリアムは2013年に一人の19歳のロシア人によって考えられました。
彼の名はヴィタリック・ブテリンです。
ブテリンも私たちと同様にビットコインに感動して、魅了された一人です。
17歳の時にビットコインマガジンというコミュニティの共同創設者となり、深くビットコインのことを知ったときに弱点に気が付きました。
ビットコインに使われているブロックチェーンは素晴らしい技術だが、送金の機能しか持たないことが非常にもったいない。
ブテリンは学生の時にコンピュータサイエンスとプログラミングを学んでいたこともあり、自分でブロックチェーンを使った新しい仮想通貨を作ろうと考えました。
それがイーサリアムです。
イーサリアムのスマートコントラクト構想を立てたが、まだ大学生だったブテリンは資金がありませんでした。
そこで登場するのが、ピーター・ティールです。
ティールはPayPalの創業者でイーロン・マスクを当時のX.comから追い出したことでも有名で、PayPalマフィアのリーダー的存在ですね。Facebookの最初の投資家として参加していたことも有名です。
ブテリンはティールが運営する「ティール・フェローシップ」というプログラムに参加することができました。
このプログラムは革新的なアイデアを持つ22歳以下の若い起業家やイノベーターを支援することを目的とする2年間のプログラムです。
参加するものには、起業や研究代として10万ドル支給されます。
ただし、参加条件は大学を中退し、すべての時間をプログラムに捧げられる人の中でも選考を通過したものだけです。
2年間イーサリアムの開発に専念し、2013年にイーサリアムのホワイトペーパーを発表しました。
イーサリアムのホワイトペーパーを読みたい好奇心の強い方は是非読んでみてください。
日本語バージョンを貼っておきますね。ethereum.orgより引用
2014年にはクラウドファンディングで資金調達を成功させ、2015年に公式にローンチされました。
これにより、開発者たちはブロックチェーン上で稼働する分散型アプリケーション(DApps)の開発が可能となり、イーサリアムは急速に成長を遂げました。
学長が好きそうな話だね~(笑)
イーサリアムの特徴:スマートコントラクト
イーサリアムは、そのユニークな特徴により、単なるデジタル通貨を超える機能を提供します。
その核となるのは「スマートコントラクト」です。
スマートコントラクトは、特定の条件が満たされたときに自動的に実行されるプログラムです。
自動的に履行される契約といわれることも多いです。
スマートコントラクトはよく自動販売機に例えられます。
〈自販機で150円のジュースを買うとき〉
「お金を入れる」→
(150円以上入ると)ジュースのボタンが光る
「ジュースのボタンを押す」→
対象商品が出てくる>150円超過分のお釣りを出す
「特定の条件」→自動的に実行されるプログラム>連続するプログラム
これにより、信頼性の高い取引が可能となり、中間者の必要性を排除します。
自販機も基本的には機械のミスはないですよね。
たまに補充者のミスはありますが、スマートコントラクトでいえば、プログラミングのヒューマンエラーですね。
イーサリアムは「イーサ」という独自の仮想通貨を持ち、ネットワーク上での取引やDAppsの実行に使用されます。
加えて、イーサリアムはそのオープンソース性と柔軟性により、開発者が様々な分野で革新的なアプリケーションを構築できるプラットフォームとしても注目されています。
オープンソースっていうのは
誰でもうちの技術を無償で使ってもいいよ!ってことね
イーサリアムの仕組み:ブロックチェーン
イーサリアムの核心はブロックチェーン技術にあります。
このブロックチェーン上で、イーサリアムはスマートコントラクトを実行します。
ネットワーク上の各参加者は、このブロックチェーンにアクセスし、トランザクションを送信または確認することができます。
トランザクションはブロックにまとめられ、ネットワーク上の他のノードによって検証された後にブロックチェーンに追加されます。
このプロセスは分散化されており、高いセキュリティと透明性を提供します。
鋭い方は気付かれたと思いますが、このような取引適正確認はビットコインでもやっていましたし、ほかのコインでも同様に行います。
初期のイーサリアムの取引適正確認方法はビットコインと同じく、プルーフオブワーク(PoW)を採用していました。
PoWは環境問題の影響があるので、現在はプルーフオブステーク(PoS)に移行しています。
PoW、PoS。
分からなくなってきました~~
ここでは、環境にやさしい方法になったということだけ理解してもらえたら大丈夫!
PoSについては、ほかの記事でまとめる予定です。
ビットコイン、初期のイーサリアムのPoWに関してはこれを読めば理解できます。
イーサリアムの活用:DAppsとNFTとDeFi
イーサリアムは、暗号通貨以上のものとして知られています。
そのユニークな特性は、DApps(分散型アプリケーション)、NFT(ノンファンジブルトークン)、そしてDeFi(分散型金融)といった革新的な分野での活用を可能にしています。
ここでは、これらのコンセプトについて簡単に説明し、イーサリアムがどのように使われているのかを初心者向けに解説します。
それぞれで1記事になる内容なので、ここでは表面だけ触れますね。
DApps(分散型アプリケーション)
- 定義: DAppsは、従来の中央集権型のサービスとは異なり、ブロックチェーン技術を利用して分散型で運営されるアプリケーションです。
- イーサリアムの役割: イーサリアムは、DAppsを構築するためのプラットフォームを提供しています。
これにより、開発者は中央の権威や仲介者なしにアプリケーションを作成できます。 - 例: オンライン投票システム、分散型取引所、ゲームなど。
DApps、DeFiなどについている「D」には意味があるんだ。
あえて、ここでは言わないことにしよう。
考えてみて!
NFT(ノンファンジブルトークン)
- 定義: NFTは、デジタルアートやコレクターズアイテムなど、独特のデジタル資産を代表するトークンです。
- イーサリアムの重要性: イーサリアムは、NFTを作成し取引するための主要なプラットフォームの一つです。
各NFTはユニークで、所有権の証明として機能します。 - 応用例: デジタルアート、音楽、ゲーム内アイテムなど。
NFTは知ってるよ!
学長が僕らをNFTにしようかなって言ってたから聞いたことある!
DeFi(分散型金融)
- 概要: DeFiは、銀行や金融機関を介さずに金融サービスを提供することを目指しています。
- イーサリアムの役割: イーサリアム上のスマートコントラクトを通じて、ユーザーはローンを取ったり、資産を交換したり、投資を行うことができます。
- 利点: 透明性が高く、アクセスが容易であり、伝統的な金融システムよりも迅速です。
「D」の意味か。。。
分かった人は教えてほしいな!
イーサリアムは、その柔軟なプラットフォームとスマートコントラクトの機能により、DApps、NFT、DeFiといった分野で革新をもたらしています。
これらの技術は、デジタル世界の様々な側面に影響を与え、新しい経済モデルやアートの形態、金融アクセスの方法を提供しています。
イーサリアムの将来は、これらの分野でのさらなる発展とともに、ますます明るいものとなるでしょう。
イーサリアムの将来性:イーサリアム2.0
イーサリアム2.0という大型アップデートは現在進行中で徐々に行われています。
アップデートの内容を大きく3つです。
- 省エネルギー方式の導入:
新しい「省エネルギー方式」を導入しています。
これにより、イーサリアムの運営に必要な電力が大幅に削減され、環境に優しいものになります。 - ネットワークの分割:
ネットワークをいくつかの小さな部分に分けることで、処理速度を速くします。
これにより、より多くの取引を同時に処理できるようになり、全体的な効率が向上します。 - 新しい基盤の導入:
イーサリアム2.0では、新しい基盤が導入され、これまでのイーサリアムのシステムと組み合わされます。
これにより、全体のシステムがより安定し、安全になります。
イーサリアムが進化すれば、スマートコントラクトと分散型アプリケーション(DApps)の能力により、イーサリアムは金融、不動産、ヘルスケア、エンターテイメント業界など、多様な分野での革新を推進しています。
これはビットコインでは不可能な革新です。
え、イーサリアム最強やん!
確かにイーサリアムは最強かもしれないね!
でも今回触れられなかった課題もあるし、イーサリアムの弱点を克服している他のブロックチェーンも存在するんだよ。知れば知るほど奥が深いよね~
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