【簡単】暗号資産の確定申告

みなさん、今年も確定申告の時期が来ましたね。

この記事では税金のことを説明するので、正式に「仮想通貨」ではなく「暗号資産」と表記します。

暗号資産をやりたくないという人の理由の多くが
「税金が大きくて損しそう」
「税金の納め方がわからないから脱税になりそうで怖い」
だと思います。

私も同じように思っていました。

実際に税金は本当に難しいです。

そして、人生を左右する大事な話でもあります。

〈免責事項〉
今回税金に関して説明する内容はあくまで、元銀行員の私が独学で身に着けたものです。
より正確な知識、税金の相談等はお近くの税理士にお願いします。

というわけで、税理士ではない私なりに専門用語等は使わずに説明するので、
「意外と簡単にできそうだな」と思っていただければ幸いです。

確定申告は必要?

確定申告は昨年1年の利益や損失を確定させて清算する制度です。

毎年2/16~3/15の期間に申請が必要です。

今年、確定申告が必要な人は2023年の雑所得(副業や暗号資産の所得の合計)が年間20万円を超えた人です。

確定申告の方法については国税庁のHPから簡単にできます。

暗号資産の年間取引報告書

暗号資産を売買、交換するたびに記録は取っていますか?

申告するためには、どのくらいの利益を出して、どのくらい損失を出したかをきっちり数字を出して申告する必要があります。

しかし、記録を取っていなくて不安になっている人が非常に多いと思います。

安心してください。

年間取引報告書を見ればわかります。

株式投資等をしている人は馴染みある書類だと思います。

年間取引報告書とは、国内取引所で行った各年の1月1日から12月31日までの暗号資産の取引、交換、入出金等を計算した報告書のことです。

金融庁に登録されている国内取引所のみ発行できます。

各取引所によって発行のタイミングは違いますが、大体1月中旬に発行されます。

国内取引所おすすめ5選

1.bitbank

2.GMOコイン

3.bitFlyer

4.coincheck

5.DMM Bitcoin

年間取引報告書の読み方

ティラ先生がビットバンクからダウンロードした年間取引報告書です。
(中身の数値はすべて編集していますので、偽物です)

黄色になっている以下4つが特に重要な項目です。
・円建て年中購入数量
・円建て年中購入金額
・円建て年中売却数量
・円建て年中売却金額

次章で解説する暗号資産の計算書に書き写す項目は上の項目だけなので非常に簡単です。

※海外の取引所を利用の方、DeFiを利用の方などはより複雑な処理が必要になる場合がありますので、詳しくは税理士へお尋ねください。

暗号資産の計算書

暗号資産の計算書とは、納税者ができるだけ簡単に確定申告できるように2018年から導入された書類です。

年間取引報告書の内容等に基づき 「暗号資産の計算書」 に入力することにより、申告に必要な所得金額等が自動計算される仕組みが公開されています。

暗号資産の計算書の書き方

暗号資産の計算書の書き方については、国税庁公式サイトから丁寧な見本と書き方が説明されていますので、リンクを貼っておきます。

暗号資産等に関する税務上の取扱い及び計算書について(令和5年12月) 国税庁HPより

暗号資産交換業者から送付される年間取引報告書を利用して計算する場合には、「総平均法用」をご使用ください。

年間取引報告書と暗号資産の計算書を利用すれば確定申告に必要な情報が取得できますので、非常に簡単です。

皆さんのお役に立てれば幸いです。

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