【実践編】GPT4ができること

ChatGPT無料版と有料版の違い

ChatGPTはフリーミアムモデルを採用したサービスです。

フリーミアムモデルとは、基本的なサービスは無料で提供され、追加の機能やメリットを求めるユーザーは有料のサブスクリプションプランにアップグレードすることができるビジネスモデルです。

OpenAIの公式HPが出している価格表はこれです。(2024年2月)
個人で使うときは月額20ドル(3,000円くらい)を支払えば、GPT-4を利用できます。
私はChatGPT Plusを利用しています。

ChatGPTの有料版にアップグレードするメリット

ChatGPTは、日々のコミュニケーション、学習、創作活動を支援する強力なAIツールとして広く利用されています。

無料版でも多くの機能を提供していますが、ChatGPTの有料版にアップグレードすることで、さらに多くのメリットと機能が得られます。

1. 優先アクセス権

有料版ユーザーは、サーバーが混雑している時でも優先的にアクセスできる権利を持っています。
これにより、需要が高い時期や時間帯でも、待ち時間なしにChatGPTを利用できます。

2. 高速レスポンス

有料版では、応答速度が向上し、ユーザーの問いに対する回答をより迅速に提供します。
これは、時間が重要な作業を行っているプロフェッショナルや、スムーズなユーザーエクスペリエンスを求めるユーザーにとって大きな利点です。

3. 拡張された文字制限

無料版のChatGPTは、一度に扱える文字数に制限がありますが、有料版ではこの制限が大幅に拡張されます。
これにより、より長い文書の生成や、複雑な問いに対する詳細な回答が可能になります。

4. 新機能の早期アクセス

OpenAIは定期的にChatGPTの機能を更新しており、有料版ユーザーはこれらの新機能や改善に早期にアクセスできる場合があります。
これにより、最先端のAI技術をいち早く体験し、利用することができます。

5. サポートの向上

有料版ユーザーは、カスタマーサポートに優先的にアクセスできるため、問題が発生した際のサポートが速やかに提供されます。
これにより、使用中に生じる可能性のある問題を迅速に解決できます。

GPT-3.5とGPT-4の違い

GPT-3.5とGPT-4の間には、いくつかの重要な違いがあります。

これらの違いは、モデルの能力、応答の質、多様性、および適用範囲の拡大に関連しています。

以下に主な違いを列挙しますが、具体的な性能や能力は使用する環境やタスクによって異なることを留意してください。

1. アーキテクチャとサイズ

GPT-4は、GPT-3.5に比べてより多くのパラメータを持つ、より大きなモデルです。

パラメータの数が多いほど、モデルはより多くの情報を記憶し、より複雑なパターンを学習する能力が高まります。GPT-4はこの点で、より洗練された理解と生成能力を持っています。

2. 理解と応答の質

GPT-4は、テキストの理解と応答生成において、より高い精度と自然さを実現しています。

これは、より洗練された自然言語処理能力と、文脈やニュアンスをより深く捉える能力に起因します。結果として、ユーザーの質問や要求に対して、より適切で正確な回答を提供できるようになっています。

3. 多様性と創造性

GPT-4は、生成されるテキストの多様性と創造性においても改善されています。

より広範なトピックに対する深い知識と、複雑な指示に基づく創造的なコンテンツの生成が可能です。これにより、創作物の質が向上し、より幅広い用途での活用が可能になっています。

4. エラーの減少と信頼性の向上

GPT-4は、前世代のモデルに比べて誤りを起こす頻度が低く、より信頼性の高い情報を提供します。特に、事実に基づくクエリーに対する正確性が向上しています。

これは、より洗練された学習アルゴリズムとデータ処理によるものです。

5. 適用範囲の拡大

GPT-4は、さまざまな言語、専門分野、およびコンテキストにわたって改善された適応能力を持っています。

これにより、より多くの言語での使用や、特定の専門知識を要するタスクにおいても、高いパフォーマンスを発揮します。

6. インタラクションの改善

GPT-4は、より長い対話を通じて一貫性を保ち、ユーザーとのインタラクション中に学習し続ける能力が向上しています。

これにより、対話型アプリケーションやチャットボットなどの用途で、より自然で人間らしいやり取りが可能になります。

7. AI画像の生成

OpenAIが開発したAI画像生成モデルDALL·E 3はテキストベースで画像を生成できます。

これにより、クリエイティブな発想を文字で表現することができます。
通常であればDALL·E 3を使うのは別料金ですが、ChatGPT Plusでも無料で利用できます。

ちなみに文字を描くのは苦手ですが、このような簡単なプロンプトでも作成してくれます。

8. 最新情報のキャッチ

現在GPT-4が学習している情報は2023年4月(無料版は2022年1月)までのものですが、それより新しい情報も回答してることがあります。

Microsoft bingブラウザで情報を検索しに行く機能があります。

9. カスタムGPTを利用できる

これがメインだと思いますが、専門分野に特化したGPTをユーザーの手で作成できます。

プログラミングも必要なく、簡単に作れます。

10. ファイルや画像の読み込みが可能

ファイルや画像を読み取り、その中身を要約することや分析することができます。

これにより、英語文章の翻訳、論文の要約、画像データを調べることが簡単になります。

GPT-4の活用例

GPT-4の技術革新は、その活用可能性を大幅に広げています。以下はGPT-4を活用するいくつかの例ですが、これらはその能力を利用して多様な分野で革新をもたらすことができます。

1. 教育と学習

GPT-4は、個別の学習支援やチュータリングに活用できます。

学生が理解に苦しんでいる複雑な概念を説明したり、カスタマイズされた学習資料を生成したりすることができます。

また、言語学習のための対話型ツールとしても優れています。

2. コンテンツ生成

ブログ記事、ニュースレター、マーケティングコピー、ソーシャルメディア投稿など、様々な種類のテキストコンテンツを高速で生成することが可能です。

GPT-4の能力を活用することで、創造的なアイデアを形にし、効率的にコンテンツを製作できます。

3. プログラミングと開発支援

GPT-4は、コードの自動生成、バグの修正、開発プロセス中の様々な問題の解決に役立ちます。

ChatGPTのおかげで誰でも簡単なプログラムは書けます。

また、ドキュメントの自動生成や、複雑なプログラミング概念の説明にも使用できます。

4. 顧客サービスとサポート

GPT-4を活用したチャットボットや仮想アシスタントは、24/7の顧客サポートを提供することができます。

これにより、顧客の問い合わせに迅速かつ効率的に対応し、顧客満足度を向上させることが可能です。

5. 言語翻訳

GPT-4は、その高度な言語理解能力を活用して、高品質な翻訳サービスを提供することができます。

これにより、異なる言語間でのコミュニケーションの障壁を低減し、グローバルな連携を促進します。

6. 創造的な作品

小説、詩、スクリプト、音楽の歌詞など、創造的なテキストの生成にGPT-4を使用することができます。

これにより、アーティストやクリエイターは新しいアイデアを探求し、創造的なプロセスを加速することができます。

7. ビジネス分析とレポート作成

GPT-4は、ビジネスデータの分析やレポートの自動生成にも活用できます。

市場のトレンド分析、財務報告、競合分析など、様々なビジネスニーズに対応する洞察を提供することが可能です。

8. シミュレーションとトレーニング

法的、医学的、技術的な訓練プログラムやシミュレーションにGPT-4を組み込むことで、リアルなシナリオを模倣し、実践的な学習体験を提供することができます。

ChatGPT Plusを使えば、以上のようなことができるので、ぜひ楽しんでみてください。
AIに仕事を奪われるのではなく、生活もすべてAIと共存することになることは避けては通れません。

ChatGPTによって社会は大きく変わっています。

時代に遅れないように遊び感覚でも無料版でも十分なので、活用してみてください。

このブログでは仮想通貨、ブロックチェーンのことだけでなく、AIなどのテクノロジーのトレンド情報も発信していきます。

次回はカスタムChatGPTである「GPTs」についてです。

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