みなさん、WORLDCOINは知っていますか?
ChatGPTなど生成AIの盛り上がりとビットコインなど仮想通貨の盛り上がりのどちらにも外せない話題性を持つものがWORLDCOINです。
WORLDCOINは2019年から始まったプロジェクトで、ローンチされたのは2023年7月です。
私は縁あって、2023年6月に東京で開催されたWORLDCOINプロジェクトが参画するWeb3ミートアップに参加してました。そこで、チームから一足先に話を聞きました。
そして、後述するように、虹彩データをOrbに登録し、WORLDCOINのデジタルIDをアプリ上に発行し、それから定期的にベーシックインカムとして「WLD」を受け取っています。
WORLDCOINの仕組みや目的を解説して、最後に登録方法も書いてます。
信用できるプロジェクトかどうかはこの記事を読んで判断してみてくださいね!
最後にホワイトペーパーのリンクも貼っておくので、がっつり理解したい英語が得意な方は読んでみてください。
なんか怪しくないですか??
怪しいかどうかは読んでから自分で判断したらいいよ
WORLDCOINとは
WORLDCOINの目的は、グローバルな経済機会の拡大、人間とAIの区別、デジタル時代における民主的プロセスの強化、そして将来的にはAI資金によるユニバーサルベーシックインカムの実現に貢献することにあります。
このプロジェクトは、プライバシーを尊重しながら人間の認証を可能にする技術を開発し、経済的インセンティブを通じてより多くの人々をデジタル経済へと参加させることを目指しています。
創設者
WORLDCOINは、サム・アルトマンによって共同設立されました。
アルトマンは、テクノロジー業界で広く知られる人物であり、OpenAIの共同設立者・現CEOでもあります。
簡単に言えば、ChatGPTを開発した人が作ったプロジェクトということです。
WORLDCOINの資金調達やサポートをしているのは、世界最大のベンチャーキャピタルa16z (Andreessen Horowitz)が参加し、1億1500万ドルを調達しました。
え、レベル高すぎる。
OpenAIの新商品発表でトークン価値も上がってましたね
World ID
WORLDCOINは、虹彩データを使って個人のユニークな「World ID]と呼ばれるデジタルIDを作成します。
虹彩は個人識別において高い精度を持ち、経年変化しないことで身体認証のデータとして近年注目を集めています。
虹彩データは、プライバシーを守りながら確実なユーザー認証を可能にします。
このデータ収集により、人間とAIや偽アカウントを区別し、安全なデジタル環境を構築することが期待されています。
WORLD COINの主な目的は、人間どうしの本人確認よりも「人間であること」を証明するデータを収集することです。
人間とAIロボットを識別するときはCAPTHA(ふにゃふにゃの文字のやつ)のテストで識別できていたが、ChatGPTのような高度なAIはCAPTHAをクリアできたため、その代替手段の一つにもなりそうですね。
虹彩データを登録するのがちょっと不安かも
いろんな国や会社や人が反対意見も出してるのは事実だよ。
今の世界でAppleやGoogleには生体情報登録してると思うけどそれは怖くなかったのかな?
インカムゲイン
虹彩データを登録し、World IDを発行することによる私たちのインセンティブがインカムゲインです。
具体的には、ワールドコインは、人々が自身の虹彩をスキャンしてデジタルID(World ID)を作成することを奨励し、そのプロセスを通じて参加者にワールドコインのトークン(WLD)を配布することを計画しています。
このトークンは、プロジェクトのネットワーク内で様々なサービスや商品の支払いに利用したり、将来的には他の通貨と交換することで現実世界の価値を得ることができます。
ワールドコインが目指しているのは、ただトークンを配布することだけではなく、人々がデジタル経済において自分たちのアイデンティティを確実に証明できるようにすることです。
これにより、オンラインの偽造や詐欺を減らし、プライバシーを保護しながら、経済的機会を拡大することを目指しています。
ベーシックインカムってほんの少しだけでしょ?
それが、最初から始めてる人はもう10倍くらいにはなってるみたいよ
WLDトークン
WLDトークンは、主にOptimismチェーンで動作するトークンです。
WLDトークンはERC-20トークンとしてEthereumメインネットに存在し、公式ローンチ前にOptimism(以前はEthereumのレイヤー2ブロックチェーンとして知られていた)のメインネットへの移行が成功しました。
WORLD COINのプロトコルは、Ethereumに移行され、OptimismとPolygon PoSのためのブリッジが設置されています。
この移行により、WORLD COINプロトコルはEthereumの強力なセキュリティを活用しつつ、Optimismのレイヤー2ソリューションを通じて高速かつ低コストのトランザクションを実現しています
WLDトークンは、Ethereumブロックチェーン上で運用されており、総供給量は100億トークンと設定されています。
2023年7月24日のWLDトークンのローンチ以来、800,000人以上の新規および既存のOrb認証ユーザーが約3400万WLDを無料ユーザーグラントとして請求しており、その結果、流通供給量は約100万から134万WLD以上に増加しています。
これは、総供給量の約1.34%に相当します。市場メーカーへのローンとして100万WLDが提供され、オペレータ報酬としても少量のWLDが支払われています。(2023/10/22時点 WLDレポートより)
Optimismはイーサリアムのレイヤー2から誕生した優秀なチェーンくらいで理解すれば大丈夫です
登録方法
登録は2つのステップのみです。
1.アプリを入手する
アプリは完全紹介制なので、下のリンクから入ってください。
リンク使えない場合は各自アプリストアで「WORLD App」を取って、登録し、
紹介コードに「C4GFY47」を入れてください。
2.Orb(オーブ)を探して、虹彩データを登録する
この見出しの白い塊がOrbです。
Orbがあるところをアプリで検索できるので、最寄りの場所を予約して、当日行くだけです。
しかし、残念なお知らせですが、Orbがあるところは限られています。
2024年3月時点で国内で登録できるところは24箇所あります。
少ない都市は予約でいっぱいなところもありますので、早めに予約してくださいね。
東京 14
大阪 4
博多 3
名古屋 1
横浜 1
京都 1
技術者の皆さんには朗報ですが、Orbはオープンソースなので作り方を公開しています。
興味ある人はぜひ作ってみてください!
それほど自信のある技術かつ、社会に貢献したいプロジェクトなんですね。
この記事では基本的な特徴を紹介したので、物足りない人はぜひホワイトペーパーを読んでみてください。
完全に理解できると思います。
超簡単じゃん!
もっと理解したいからホワイトペーパーもちゃんと読んでくる!バイバイ!
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